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2013年10月24日 (木)

背骨の声

 

A0027_002659                                                                                      かなしみのかなしみの声聴こえたら 痩せた背中の骨なぞらえる                                                                                                                                                                                                                                                      

     

                                                                  

どうやりすごしたらいいのだろうと思う夜がある。

なにもできない無力さを抱え、なにかできるのではと思った傲慢さを憎み

ただただ頭を垂れて祈るしかない。

なにに祈ればいいのか、神も仏も信じていないくせにと思いながら

無心にひとつの命のことを考える。

どうか、どうか、とそればかりを考える。

その背中はわたしのためにあるのだから。

                                                  

 

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